【御礼】「小坂鉄道の遺産価値表出事業」終了

12月9日(土)、10日(日)開催の「小坂鉄道の遺産価値表出事業」のイベントを無事終えることが出来ました。

9日の「フィールドワーク」はバスツアーとはいえ、雪混じりの寒い天気の中、参加の皆様には苦行を強いるような状態で大変申し訳なかったのですが、普段立ち入ることのない箇所で、専門家からの説明を聞くことで、小坂鉄道遺産の価値の高さを改めて感じることが出来ました。

 

16時からのシンポジウム「振り向けば、未来。」では札幌国際大学観光学部教授の吉岡宏高先生が「どんなストーリーが小坂鉄道で描けるのか?」と題して基調講演され、産業遺産など嗜好が分かれる資源を活用しての観光のあり方や、他地域・資源との連携によって表出度をいかに高めていくかということを、先生ご自身の活動経験を実例にお話いただきました。

 

 

パネルディスカッションでは、レールバイクの活動蓄積と現状の課題に対し、産業遺産写真家でNPO J-heritage戦略企画室長の前畑温子さんは廃墟マニアから一般化させた流れを、NPO 炭鉱の記憶推進事業団事務局長の北口博美さんからは逆に一般視点から専門的視点へ展開する流れが紹介され、小坂鉄道での取り組みでは、そのバランスが重要であり、ウィングを同じ非鉄金属鉱山の歴史を持つ松尾〜尾去沢〜小坂〜大館〜阿仁まで広げた、「秋北Heritage Tourism」を志向してはどうかと指し示されました。

 

10日の「茂内駅清掃ワークショップ」では少人数ながら手早く掃除が行われました。初めて茂内駅に立ち入る方もあり、閉塞器の説明や、当時働いていた人たちの思いに触れる遺物に触れることが出来、小さな一歩ながらまた少し前に進めたのではないかと思います。

暮れも押し迫る中、当事業にご参加いただきました皆々様に深謝申し上げます。また冬季休業中にも関わらず快く見学を許可いただきました小坂鉄道レールパーク及びガイドをいただきました小坂鉄道保存会の皆様、共催いただきました大館市各位にも御礼を申し上げます。