茂内駅保全活動にご参加ありがとうございました

令和2年7月23日(木)、当NPOと茂内屋布町内会が協働で旧茂内駅の保全活動を行いました。一般の方の参加も含め12名で作業。駅構内は事前に町内会で刈っていただいていたため、今回はこれまで10年ほど手付かずだった、大館寄の直線区間約400mの草刈り、伐採を行いました。10年も放置すると樹木(スギ、ニセアカシアなど)が生え伐採に難儀しました。この区間では住民がクマと遭遇することがあり、線路敷を表出させることはクマとの不用意な遭遇を避けるためにも必須でした。今回の作業で少し安心感が増したのではないでしょうか。

午後からは隣の地区の民有地で農業資材小屋として使われながらも放置されていた、森林鉄道時代の初期の客車と思しき木造客車の移設に挑戦。今回所有者からの譲渡を受け、まずは大量のゴミを排出。床板は腐り落ち、土と同化していたため半ば発掘作業のような状況に。柱などが折れており、そのままの移設は困難と判断し、やむなく解体して部材を確保する方針に転換。

客車本体の部材なのかその後に付けられたものか、はたまたゴミなのか不明ながら、保全できるもの一旦回収。よく観察すると、客車の部材は良質な天然秋田杉を使用していることが分かりました。(木目が違う)また解体作業により、製造にあたった職人の手仕事の緻密さを確認出来ました。また僅かに塗料が確認出来、当時の塗色の再現の参考になりそうです。

一部まだ残していますが、現地での乾燥の具合をみてすべて回収し、今後復原し展示したいと考えています。

その後、有志で茂内駅の駅名標、タブレットキャッチャー、タブレット授け器の塗装を実施しました。

翌日に島式ホーム上の枯草を回収し、また少し綺麗になりました。

今回の作業にご参加いただいた皆様と、差し入れをしてくださった大館ヤクルト販売株式会社様に御礼を申し上げます。

なお年内、同様の作業を行い、秋ごろにはレールバイクによるタイムレースを開催したいと考えています。

近藤理事長あいさつ
既に作業を開始している人もいます
見通しが良くなりました
同和鉱業の境界杭
勾配票も表出
構内でも草や枝の回収
森林鉄道の客車
まずはゴミの搬出
梁が折れて屋根が崩れています
大量のゴミが出ました
少しづつ解体
側板の形状を記録。飾り枠のようなものも。
駅名標の塗装
タブレットキャッチャーも塗装
タブレット授け器も塗装
駅名標の裏も綺麗になりました
ホーム上の草も回収
ホームが綺麗になりました